効果的な住宅ローンの借り換えをするために!!
住宅ローンの借り換えには、金利だけではなく、諸費用も含めて効果があるのかを検証することが大切です。
借り換えの効果が期待できる条件として、一般的に
①借入残高が1,000万円以上であること
②残りの返済期間が10年以上であること
③借換え前と借換え後の住宅ローン金利差が1%以上であること
と言われています。
実際には、上記の3つの条件を満たしていなくても借り換えの効果が期待できる場合もあります。住宅ローン借換え時の諸費用を含めて、本当に効果的なのかシミュレーションをする必要があります。
借り換えの事例
借入金額(当初) | 3,000万円 |
返済期間 | 35年 |
適用金利 | 3.2% |
返済月額 | 118,829円 |
返済総額 | 49,908,180円 |
借入金額(5年後) | 2,748万円 |
返済期間 | 30年 |
適用金利 | 2.7% |
保証料 | 別途 |
返済月額 | 111,458円 |
① 現在の住宅ローンの残り30年間の返済額 | 118,829円×12ヶ月×30年 = 約4,278万円‥‥(A) |
② 借り換え後の住宅ローンの返済額 | 111,458円×12ヶ月×30年 = 約4,012円‥‥(B) |
③ 利息削減効果は? | (A)-(B)= 266万円 |
新規融資保証料 | 53万円 |
事務手数料 | 3万円 |
印紙税 | 2万円 |
抵当権抹消費用 | 2万円 |
登録免許勢 | 11万円 |
司法書士費用 | 5万円 |
合計 | 76万円 |
266万円 ー 76万円 = 190万円
これだけの効果があります!
お役立ち Q&A
A. 銀行のローンの場合、団体信用生命保険に加入することが借入の条件となります。団体信用生命保険への加入ができないなら、借り換えすることはできません。
Q. 借入当初、頭金が少なく現在の家の価値よりも多く住宅ローンの残高が残っていますが、借り換えは出来ますか?
A. 担保が不足していても貸してくれる銀行もありますが、返済能力など担保以外の要素を厳しく審査されます。
Q. 住宅ローン控除を受けています。借り換えをすればどうなりますか?
A. 借り換えをした住宅ローンが、当初の住宅ローン等の返済のためのものであることがあきらかであり、かつ、借換えをした住宅ローンの返済期間が10年以上など、住宅ローン控除の対象となる要件にあてはまれば、住宅ローン控除の対象となります。よって、借換えをした住宅ローンの返済期間が10未満の場合、それまで受けていた住宅ローン控除が以後受けられなくなります。
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